角膜内皮障害
角膜内皮細胞は、角膜の裏側に一層に並んだ六角形の細胞です。角膜に水分が必要以上に入るのを防ぐ役目をしています。 角膜は水分を多く含むと白玉のように白く濁り、透明性を失い、視力障害を起こします。 内皮細胞は生まれてから死ぬまで細胞分裂をしない性質があります。 もし障害により、内皮細胞が脱落して空間が出来ると、周りの内皮細胞が大きくなり、空間を埋めていきます。 しかし細胞は際限なく大きくはなれず、空間が残った場合は、そこから角膜内に水が入り角膜は白く混濁します。
酸素透過性の低いコンタクトレンズを長期に装用していると、内皮細胞は脱落し、一つ一つが大きくなり、変形します。